藤村克裕雑記帳
2020-02-19
  • 色の不思議あれこれ166
  • 火曜日の散歩 その2
  •  駅近くのパン屋に寄ってから、都営新宿線・市ヶ谷駅まで移動した。伊藤誠氏の作品が展示されている、という情報を得ていたので、武蔵美の市ヶ谷キャンパスに立ち寄ったのである。ビル一階の無印良品の店舗に作品が紛れ込んでいる。
     小林耕平氏のヴィデオ作品『瞬間レリーフ』に笑ってしまった。大真面目な顔で実にとぼけたやり取りを山形育弘氏と繰り広げる。その中に登場する「参考作品」や「試作品」の現物も展示されている。そのうちの一つをご紹介させていただく。グラスの口を押し付けてできたマルはハンドル。「八」の字型の線二本で道。穴はトンネル。六角形の箸を突き刺して作ってある。上部の塊は山。
     手前にあるべきもの(ハンドル)が一番奥にあって、一番奥にあるはずのもの(山)が一番手前にあるレリーフだ、と言っている。
     山の作り方がすごい。どうすごいかは、実際をヴィデオ映像でご覧いただきたい。笑う以外のことができない。
     別の『瞬間レリーフ』作品について、山形氏が、地表を裏側から踏みつけたみたい、とか気の利いたコメントをしたりもする。そういうメリハリが身上だろう。
     
     一息ついて、新宿方面に靖国通りを歩き出しながら、思わず“瞬間レリーフごっこ”をしてしまっていた。素直に路上に落ちていたものを拾い上げて持ち帰ってしまった。
     防衛省前を渡ろうとしたら、赤信号です! と叱られた。
     どんどん歩いて気がつくと12500歩を超えていた。えらい!
    (2020年2月18日、東京にて)


  • 無印良品武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス店

    ●公式HP:https://www.muji.com/jp/ja/shop/045789/articles


    風間サチコ展「セメントセメタリー」

    ●会期:2020年2月8日(土)〜3月8日(日)
    ●会場:無人島プロダクション
    ●公式HP:http://www.mujin-to.com/press/kazama_2020_cement.htm
  • [ 藤村克裕プロフィール ]
  • 1951年生まれ 帯広出身
  • 立体作家。
  • 1977年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。
  • 1979年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修了。
  • 内外の賞を数々受賞。
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