
色彩ノ事典
黄檗色・きはだいろ【kihada】

かすかに緑がかった黄色。山地に自生するミカン科キハダ属の落葉高木「黄檗」の樹皮の内側にはコルク層があり煎じて染料にした。黄檗は漢方では黄柏(おうばく)と呼ばれ、健胃整腸薬や傷薬に用いてきた。防虫効果のため仏教の経典の多くが黄檗で染められ、正倉院の文書も黄檗染紙が使われたといわれている。
カラーコード:#fef263
R:254 G:242 B:99
当サイトに掲載されている個々の情報(文字、写真、イラスト等)は編集著作権物として著作権の対象となっています。無断で複製・転載することは、法律で禁止されております。